【食の都重慶の美食街】中国人観光客が必ず訪れる重慶のグルメ街

2024年12月3日グルメ, ピックアップ, 好食街

好吃街

中国一の人口を誇る大都市重慶の人は食べることが大好き。

麻辣火鍋を始め様々な飲食店が日々しのぎを削っています。

今回はそんな食いしん坊の重慶人の胃袋を支えるフードストリートを体験して来ました。

重慶の中心街(空港から車で約1時間)に位置する好吃街(ハオチュージエ)は昼夜問わず多くの人で賑わいます。

地元民に加えて、食の都として知られる重慶に来た中国人観光客必ず訪れるフードストリートです。

テイクアウト専門のお店や、10席ほどイートインスペースのある小さな店舗などが軒を連ねます。

重慶や四川料理が中心ですが、最近では台湾のタピオカドリンクや韓国のフライドチキンなども見られます。

日本と比べると重慶は食費が安く、麺類一杯で100円~300円ほど、火鍋を4人で囲んでも1人約1000円~1500円ほどで済みます。それでいて非常に美味しいものが多いです。

人口に比例して飲食店も多く選択肢も豊富なため、重慶が美食の街として人気なのも納得ですね。

重慶凉面

上の画像のお店は重慶小面や中国風フライドチキンの人気のお店ですが、筆者の一番のおすすめは重慶凉面(リアンミエン)です。

重慶凉面はスープ無しの麺に10種類以上の調味料が掛かった冷たい麺です。

店頭には様々な秘伝のタレが入った壺と調味料が並び、注文すると店員さんが慣れた手つきで絶妙の分量でそれぞれのスパイスも回していきます。

作る店員さんによって微妙に味に違いが出るのも面白いですね。
それぞれの方の好みに沿って作っているのでしょうか。

推しを見つけるのも楽しみの一つですね^^

日本円で一玉90円ほど。最後にお好みでネギが掛かります。
お店によってはパクチーを入れるところもあります。辛さを抑えてもらうことも可能です。

よく混ぜてから食べるのがより美味しくいただくポイントです。
2~3分混ぜると麺にすべての調味料がよく絡み、一口すすると奥深いタレの辛みと何とも言えない酸味と甘みが広がります

お肉は入っていませんが、十分なコクと旨味があり軽食にはピッタリです。
澱粉で作られた葛切りの様なスティック状の重慶凉粉(リアンフェン)もおすすめです。

凉粉の柔らかい触感が心地よく、凉面とは少し違った辛いソースとよく合います。

店内に写真や表彰状が飾られているシェフは数々の賞を取り講演会なども行う有名な方のようです。やみつきになる味で、この立地でこの価格なら連日長蛇の列ができるのも納得です。

巴渝美食街

好吃街から3分ほど歩くと巴渝美食街に着きます。
こちらはロの字になったフードコートに店舗が連なります。

入り口にはお店の名前が載ったマップもあります。
イートインスペースも充実していて、雨の日には特に込み合うフードコートです。

入り口を入るとすぐに独特の香り(臭い?)がします。
正体は長沙風の臭豆腐(チョードウフ)のお店です。

長沙は中国の中央湖南省に位置する都市です。
臭豆腐も重慶風になると総じて辛い味付けになるのは流石です。

焼いたほくほくのジャガイモに唐辛子粉や花椒(ホアジャオ)とネギがかかった軽食も人気です。
若い人が良く歩きながら爪楊枝で食べています。

ベルトコンベヤーが回っている回転寿司の様なお店を覗くと、なんと一人火鍋のお店でした。
各カウンター席にIHコンロがあり、回っている食材を取って一人鍋を楽しめます。

新しい発想のお店ですね。これから重慶や日本でも流行っていくのでしょうか?

またある店には鳥や豚の内臓類などあらゆる部位が調理されて店頭に並んでいます。
初めて食べるには勇気のいる食材も多いです。

食品サンプルを置くお店もあり、中国語が分からなくとも指差しで注文できるのは良いですね。

豚肉餃子

巴渝フードコートの向かいのお店に来ました。

こちらは豚肉が入った小さな餃子(小籠包に近い)です。
手作りの餃子が大きな鉄鍋に所狭しと並びます。

これを店員さんが左右に豪快に揺すりながら焼きあげていきます。
鉄鍋と直火で焼くことでパリッと仕上がります。

相当力のいる作業ですが店員さんは常に満面の笑みで鍋を揺すります。

多くのお客さんが動画を撮り、店員さんは写真撮影にも笑顔で応じてくれます。

味はと言うと、豚肉のレバーも入っているため独特のクセが後を引きます。
味はオリジナルの他に梅味と麻辣味が選べます。

一度に70個以上を焼きあげますがすぐに売り切れるため、常に出来立てを食べられるのも素敵ですね。4個入りで100円、7個入りで150円ほどです。

重慶のレストランやフードストリートには遅くまで営業しているお店も多いため、夜の10時以降でも夜食を楽しむことが出来ます。

手軽な値段で楽しめる重慶グルメの食い倒れの旅をするのも一興ですね。