重慶人が教える「麻辣火鍋を楽しむ為の7つのコツ」
最近は日本でも重慶火鍋が食べられる様になってきたと聞きます。
強烈な辛さが人気の理由との事ですが、その反面、刺激の強さ故に辛さで泣いたり、翌日にお腹を壊したりする方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、今日は辛さやお腹へのダメージを軽減しながら、火鍋をもっと楽しむためのコツ7つを紹介したいと思います。
火鍋を食べに行く前や、自宅で火鍋パーティーをする際にぜひ一読下さい!
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食前に牛乳を飲んで胃を守る
まず始めは言わずも知れた知恵ですが、食前に牛乳を飲んで胃に膜を張ることで、刺激物からのダメージを軽減します。
火鍋に限らず辛い物を食べるときの事前準備として日本では一般的ですね。
火鍋の本場の重慶人は辛い物を食べて育っているので、このコツを実践する人は多くないかと思いますが、個人的には有効な手段だと思います。
牛乳のほかには、ヨーグルトや豆乳でもOKです。重慶では一只酸奶牛(イージュスアンナイニュウ)という牛乳や飲むヨーグルトが看板のブランドが大人気です。
重慶発祥のこのブランドは街の至る所にあります。甘くて量もあって美味しいので、火鍋を食べる前にぜひ試してみて下さい★
葉物野菜は注文しない
2つ目のコツは、レタスやキャベツなど葉物野菜はオーダーしないことです。
葉物野菜は火鍋のスープを吸い過ぎるため、非常に辛くそしてしょっぱくなります。
火鍋店にも葉物はありますが、麻辣スープを頼む場合はオススメしません。
鍋が二つに仕切られた鴛鴦(ユエンユエン)鍋を注文して、一方を辛くないスープにするなら葉物も良いと思います。
⚠重慶では衛生上野菜類でもしっかりと火を通して食べます。辛いからといって、葉物をさっとくぐらせて食べることはしない方が安全です。
タレを工夫する
重慶における一般的なタレは、ゴマ油・ニンニク・ネギです。
辛さを和らげたい場合は、そこにお酢や醤油を入れることをオススメします。火鍋の具材は酸味との相性も良いので、お酢が苦手でなければ試してみて下さい。
重慶以外の都市では、芝麻醬を入れることも一般的です。ゴマの甘味が加わって別の味わいが楽しめます。お酢も芝麻醬も火鍋店には必ず置いてあります。
また、殺菌効果と風味のために入れるニンニクは確かに美味しいですが、刺激が強いため、入れ過ぎると翌日お腹が痛くなることもあるので、ほどほどに加減してくださいね。
良く冷ましてから食べる
4つ目のコツは、良く冷ましてから食べることです。
当たり前の様に聞こえるかも知れませんが、これが非常に重要です。
熱さはそれだけで舌への刺激なので、より辛さを感じてしまいます。
日本のしゃぶしゃぶでは、スープにくぐらせてから直ぐにタレに付けて頂く様ですが、こと火鍋に至っては、火を通したら一度お椀に取り分け、温度が下がってからタレに付けて食べるのがオススメです。
肉団子や海老団子などのつみれ系は特に熱いので、私は半分に割って冷ましてから食べる様にしています。
フーフーして熱々を食べるのも美味しいですが、後から舌にパンチが効いてくるので気を付けてください。
甘い飲み物や間食をはさむ
5つ目のコツは、火鍋の合間に甘い飲み物やデザートを食べることです。
重慶では火鍋のお供には、加多宝(ジアードウバオ)や 王老吉(ワンラオジ)といったサトウキビジュースが定番です。また手作りの豆乳や、ナツメ等の漢方が入ったお茶を出すレストランも多いです。
常温と冷えたものを選べるので、舌の温度を下げるためにも、冷たい物をオーダーするのが良いでしょう。
火鍋を食べるときの間食としては、もち米を油で揚げて、砂糖やきな粉をまぶした红糖糍粑(ホンダンツーバ)が人気です。こちらは温かいうちに食べるとより美味しいです。
寒天ゼリーやピーナッツなどが入った冷たいスイーツ、冰粉(ビンフェン)も定番です。
唐辛子や花椒を取りながら食べる
6つ目のコツは、唐辛子や花山椒を取ってから食べることです。
細かく刻まれた唐辛子が多く入ったタイプの麻辣スープでは、食材に唐辛子が絡みつきます。内臓系などヒダがある食材は特にそうです。
これをそのまま食べてしまうと、辛いだけでなく、胃への刺激が大変です。
なので、まず食材についた唐辛子をお箸で取って、ティッシュまたは空のお皿の淵によけるのがコツです。花椒も風味が強い香辛料なので、食べない方が無難です。
火鍋を食べ慣れてくると、口に入ってからも唐辛子を察知できるように(たぶん)なりますので、そっとティッシュに出して、身を守る術が身に付きます。
お家で火鍋の素を使う時には、まず具材を入れずに火鍋の素だけしっかり20分程度煮出した後、ザルで濾すことで香辛料を取り除き、スープだけ使うのがイチオシです。こうすることで翌日のお腹へのダメージが遥かに軽減されます。
唇に付かないように注意する
最後のコツは、食材が唇に付かないように食べることです。
熱々の麻辣スープを吸った食材が唇に当たってしまうと、麻と辣の刺激で唇がヒリヒリします。
特に意識しないで火鍋を食べていると、最初は何ともありませんが、食べ進めるうちにヒリヒリが止まら無くなります。こうなるとしばらく唇のクールダウンが必要になります。
なので食材を口に運ぶときには、なるべく唇に触れない様に注意してください。もし当たった場合は、ティッシュ(あれば濡れティッシュ)ですぐ拭くか、冷たい飲み物やスイーツを口に含んで唇を濡らしてみて下さい。
これを実践するとしないのでは、大きな差が出ると思います。
今回は火鍋を楽しむためのコツを7つ紹介しました。皆さんの参考になれば幸いです。シバシバでした(^-^)/
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