【マーラー火鍋に合う食材ランキング トップ10】火鍋の本場重慶人のおすすめ
最近では日本でも麻辣火鍋(マーラーフオグオ)が食べられるようになってきた様ですね。
でもまだ馴染みが薄い方も多く、火鍋レストランに行っても何の具材をオーダーしたらいいか迷うこともあるかと思います。
そんな方のために今日は火鍋に入れたら美味しい具材を火鍋の本場重慶っ子の目線から紹介して行きたいと思います!
ランキングは重慶火鍋の人気食材が掲載されているサイトをいくつか参考にして、独自に作成したものです。
サイトによって食材の順位が多少異なりますが、トップ10は軒並み同じです。
最近では通販で火鍋の素も買えますので、自宅で麻辣火鍋パーティーをする時の参考にもどうぞ!
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定番の具材ランキング
牛のセンマイ
定番具材の第一位は牛のセンマイです。
中国語では毛肚(マオドゥ)、英語ではTripeと呼ばれます。
日本では焼き肉で人気の食材でしょうか?
センマイは表面がギザギザしていることで、麻辣スープの吸収がよく、その独特の歯ざわりも相まって重慶で大人気の食材です。
食べ方にコツがあり、他の食材と一緒にぐつぐつ煮るのではなく、しゃぶしゃぶする様に、10回ほど数秒スープにくぐらせていただきます。
新鮮なセンマイはシャキシャキしていて、臭み0で本当に美味しいです^^
センマイを看板にしているお店も少なくなく、佩姐老火锅(ペイジエ ラオフオグオ)などの名店があります。
鴨の腸
第二位は鴨の腸(厳密には小腸)です。
現地では鴨腸(ヤーチャン)と呼ばれます。何だか可愛らしい響きですが、見た目にちょっと抵抗がある方もいるかもしれません。センマイも含めて内臓系全般に言えることですね(^^;
うすピンク色をした細長いヤーチャンは、茹でても細長いままで、色は肌色に変化します。
内臓系特有の臭みは全くありません。
ヤーチャンの味というよりは、純粋に麻辣スープの味とコリコリの食感を楽しみます。
牛肉スライス
一位と二位はどのサイトでも不動の内臓系でしたが、苦手な人もいます。
内臓系以外の食材で一番人気なのが、牛肉のスライスです。
特に肥牛(フェイニウ)と呼ばれる脂身を適度に含んだスライスが定番です。
日本のしゃぶしゃぶより少し厚めに切られ、スープの中でよく煮てから食べます。
重慶ではどの火鍋店も牛肉には凝っていて、唐辛子粉をたっぷりまぶした牛肉や、お酒で下味を付けた牛肉などを提供しています。
火鍋店に入った時に他のテーブルをチラ見すると、必ずオーダーしてるほど牛肉スライスは鉄板の具材で、牛肉無しの火鍋は考えられません^^
牛や豚の血管
多くのサイトでトップ5にランクインしているのが黄喉(フアンホウ)と呼ばれる、牛や豚の血管です。
主に動脈や心臓の血管が使われます。
見た目は鴨腸(ヤーチャン)と似ていますが、大きな違いは黄喉の方が平たくスライスされる点です。
イカの様なねっとりとした食感が癖になります。
お皿で提供された時にはもう血管だとは分からない見た目なので、食べることへの抵抗は少ないと思います。
がっつり内臓系は怖いという方は、黄喉からトライしてみて下さい☆
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ジャガイモのスライス
ここにきて初めての野菜がランクインです。
ジャガイモは中国語では土豆(ドゥードウ)といい、重慶料理によく使われる食材の一つです。
特にストリートフードでサイコロ状のジャガイモを辛く炒めたものや、唐辛子粉を掛けて蒸かしたジャガイモが人気です。
火鍋の具材となる場合は、薄~くスライスされるのが一般的です。
ジャガイモの素朴な味とシビ辛スープが絶妙にマッチします!
麻辣火鍋にはスープを吸い過ぎる葉物野菜はあまり合わないので(激辛耐性が強い方は別ですが(^^;)、野菜となるとジャガイモが一番人気です。
特に子供に大人気の火鍋食材でもあります。
豆腐
第六位は豆腐(ドウフ)です。
厳密には、豆腐を薄くして乾燥させた腐皮(フーピー)と呼ばれるものが人気です。
ゆばを乾燥させたものをイメージしていただけると近いかと思います。
英語ではBean curdと呼ばれ、中国では一般的な食材です。
腐皮は煮過ぎると溶けてしまうので、火鍋に投入してからは注意して下さい。
ツルっとしたのどごしが楽しいヘルシーな食材です。
また生の豆腐も多くの火鍋店で提供されていますが、崩れやすいので、乾燥させた豆腐干(ドウフガン)や厚揚げの方が火鍋の具材としては人気です。
からあげ(現炒酥肉)
第七位は重慶風の唐揚げ、現炒酥肉(シエンジャオスーロウ)です。
酥肉は豚肉に花山椒や胡椒で下味をつけ、細長く切って揚げた唐揚げです。
そのままスナックとして食べることも多い重慶のストリートフードの王道です。
このサクサクに揚げられた酥肉を火鍋にさっと5秒ほどくぐらせて食べるのがたまりません🤤
ちょっとシナっとしながらも豚肉のジューシーさが感じられ、スープの旨味と重なって絶品です。
特に若い人に人気の食材です。
タウナギ
第八位にはタウナギをチョイスしました。
日本ではあまり馴染みはないかも知れませんが、中国の火鍋食材ランキングのサイトを見ても大体7位~9位にランクインしている定番の食材です。
特に重慶の様に海から遠い内陸部で親しまれている食材です。
見た目はウナギと似ていますが、ウナギより多少ぬめりがあります。
火鍋ではよく煮て、小骨ごと食べます。
ツルっとした食感が心地よく、ウナギより淡白な味わいがスープとよく合います。
豚肉スライス
ここに来てようやく豚肉がランクインしました。
豚肉の中でも特に老肉片豚肉(ラオロウピンジュロウ)と呼ばれる、下味をつけた豚肉のスライスが人気です。
麻辣スープと豚肉がよく合うのは重慶名物の水煮肉(スイジュウロウ)でも証明済みです。
火鍋の食材としての豚肉は水煮肉よりは薄くカットされますが、牛肉ほど薄くはスライスされません。
味わいでは牛肉スライスに引けを取らない豚肉が9位なのは、おそらく牛肉スライスより煮えにくく、スープを吸いづらいからではないでしょうか?
日本のしゃぶしゃぶの様に豚肉も薄くスライスすれば(薄くしても美味しい豚肉なら)もっと人気が出るかもしれませんね。
牛ハツ
第十位は迷いましたが、牛のハツ(郡花)を入れているサイトが僅差で多かったです。
ハツに切れ込みを入れることで、火の通りが良くなるとともに、スープが良く染み、食感もグレードアップします。
よく煮たハツを口に含んだ時に麻辣スープがジュワっと溢れてきて、コリコリした歯触りを堪能できます。
お皿に綺麗に盛られて提供され、見た目にも美しい食材です。
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次点リスト
もともと商人が捨てていた牛や豚の内臓系を食べるために考案されただけあって、やはり内臓系が火鍋では人気ですね。
惜しくもここではトップ10には入らなかったものの、火鍋の人気食材ランキング常連の食材をリストアップします。
- 牛のマメ(腎臓)
- 鴨の血(豆腐状に固めたもの)
- 脳花(豚の脳)
- 耗儿鱼(ウマヅラに似た小魚)
- レンコン
- エノキ
- 魚丸(魚のつみれの団子)
- 苕粉(さつまいもから作られるくずきりの様な麺)
家で火鍋を囲む時に入れて欲しい食材トップ5
上の人気ランキングでは、内臓系やタウナギなど、苦手な人が多く、家で火鍋をする際には入れづらい食材も多いかと思います…
そこで最後に家で火鍋をするときに私が個人的におすすめしたい食材を6つピックアップしました★
スパム
日本では鍋の具材としては珍しいかも知れません。
レストランでは厚さ2-3cmほどにスライスされて提供されます。
ある程度厚みがある方が美味しいです。
特に子供に人気のある具材です。
餃子
重慶人に聞けば10人中7~8人は「火鍋に餃子は邪道だ!」と言うかも知れません(^^;
でも餃子を置いている火鍋店もあるし。。。何より私は好きなので。。。
日本でも最近餃子鍋が人気と聞くので、アリではないでしょうか?
シビ辛スープをほどよく吸った餃子はうまいタップリです。
ただし煮込み過ぎは禁物です!
肉団子
火鍋店でも必ずあるのが肉団子です。
特に中にジューシーな肉汁が入った濑尿牛丸(ライニアオニウワン)は重慶の名物食材です。
自宅で作るのは難しいので、普通の肉団子を入れるのがオススメです。
中にチーズを入れても美味しいですよ^^
羊肉
羊肉(ラムやマトン)は内モンゴルや中国西部で人気の食材です。
ラムのしゃぶしゃぶが好きな日本の方もいるのでは無いでしょうか?
羊肉は重慶の火鍋店にはほぼ置いてあると思います。
独特な匂いのイメージから好みが分かれるため、トップ10には入りませんが、火鍋にすると匂いは消え、旨味だけを味わえます。
羊肉が好きな方は是非どうぞ!
タケノコ
タケノコは中国でも人気の食材です。
火鍋に入れても食感は失われず、シャキッシャキして良いアクセントになります。
またお店によっては下味をつけた香り高いタケノコも置いていて、一味違った風味を楽しめます。
昆布
昆布と聞いて以外に思った方も多いでしょう。
重慶ではどの火鍋店にも置いてある定番メニューです。
こちらも食感を楽しむにはもってこいの食材です。
スープを吸いすぎないため辛さも和らぐため、箸休めにピッタリです⭐️
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
ここで紹介した以外にもオススメの食材があればぜひコメントで教えて下さいね^^
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