【中国一美しい村】城壁と石畳の街のノスタルジー
アクセス
重慶市内からバスを利用する場合は、”菜园坝”バス停から”合川”駅行きのバスが毎時間出ています。
または508番のバスも”合川”駅を通ります。
そして”合川”駅からシャトルバスを利用し”涞滩分路口”で下車します。
所要時間は約2時間、料金は約10元です。
車を使う場合は、合川行きの高速を利用して約1時間30分です。
歴史
涞滩古镇は重庆市合川から東に32キロ離れた鹫峰山に位置します。
涞滩古镇は宋の時代に建設された村で、広い中国でも10の最古の村に数えられます。
涞滩古镇は4つの城門を備えた小城を中心に栄えた村で、400軒以上の家屋やお寺が建ち並びます。
もともとは唐や宋の建築様式で建てられましたが、清の時代に多くの家々が建て直されたため、清の建築技術を強く反映しています。
現在でも中国建築の参考書に載るほどに貴重なものとなっています。
鹫峰山は宗教的価値の高い山であり、そのお寺の建築には清代の優れた技術が存分に活かされました。
お寺には禅宗を伝える仏像や唐・宋代の貴重な芸術作品が保管されています。
お寺は半日見ても見たり無いほどに、内容が充実しています。
村を囲む城壁は高さ7メートルあり、200年以上に渡って外敵から村を守ってきました。
城壁や石畳に生えるコケにはるかな歴史を感じます。
美しい木造建築や石畳は訪れた人々をまるで清の時代にタイムスリップしたかのような感覚にいざないます。
街の周囲には畑や鹫峰山の風光明媚でのどかな景色が広がります。
村全体が大きな芸術作品のような涞滩古镇は、”中国一美しい村”とも形容されます。
見どころ
現在涞滩古镇はAAAA級観光地に認定され、連日観光客でにぎわいます。
入場料は無料で古き良き街並み(村並?)を自由に散策できる他、多くのお土産屋さんや屋台が立ち並びます。
伝統の飴細工を披露する職人もおり、目の前で飴を手で練ったり、口で吹いたりすることで飴を動物の形に変身させていく姿はお見事の一言です。
涞滩古镇は年間通して人気の観光地で、季節によって違った風景を楽しむことができます。
春や夏には鹫峰山に穏やかな風が吹き、草花が一層美しさを増します。
秋や冬にはどこか物寂しい空気がお寺や石畳の街並みを包み込み、風流を感じます。
涞滩古镇には双龙湖と呼ばれる1983年に造られた人口の池があり、人気の憩いのスポットとなっています。
また”涞滩八景”と呼ばれる名所があり、一つずつ歩いて見て回ることができます。
重慶中心部でグルメを十分に堪能した後は、涞滩古镇まで羽を伸ばして歴史や風情を体験する日を作ってみるのはいかがでしょうか?
基本情報
営業日:月~日
営業時間:24時間
入場料:無料
観光時間目安:6時間
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